連続です。じゃあ、定期的に更新せぇ！って感じですが…
明日は昼から授業なんである程度は遅く寝ても大丈夫！ということで頑張ります。

↓からどうぞ！

未定。６　　　　　理事長




俺が乗り込んだあと、先輩はカードを取り出し数字の書かれたボタンの下にある切れ込みに差し入れた。

「何してんだ？」

「ん？あぁ、そっか。咲弥は知らないんだった。今から行く理事長室は一般の生徒がいるフロアとは違うフロアになってて、特別なカードじゃないと行けないんだ。ちなみに生徒会役員の部屋も別のフロアになるから特別なカードがないと行けないことになってるんだよ」

「へー」


なんだよ、そのハイテクさ！エレベーターにカードが必要ってすげぇな。初めてだよ。


「ねぇ、咲弥」

「なんだ？」

「口調。あった時とはだいぶ違ってるけど」

「！！　……ナンノコトデショウカ？河野先輩」

「今更だよね。それに最初から敬語って使いにくそうだったし。普通の喋り方でいいよ」

「……わかった」

「あと、莉津」

「りつ？」

「そう。河野先輩じゃなくて、これからは莉津って呼んで？」

「いや、それは……」

「呼ばないと……」


いつの間に近づいていたのか、耳元でキスするよと言われて、背筋がゾクッとなった。でも、なんか黒いオーラが見えたのも原因だと思うんだ……！