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細々とやっていこうと思います。 初めましてな方はあてんしょん、ぷりーずに目を通していただくようお願いします。
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未定。3
ほんとにすいません!!
わかっていたけど、不定期更新すぎる。
課題の合間にやったり、ニコとかようつべの合間にやったりとダメな感じでちまちまうってました。
しかも、深夜クオリティなので…orz
あとで、こっそり修正かけます・・・・
誤字脱字、その他何かありましたら拍手かコメントのほうに報告お願いします!!
下タイトルからどうぞ!
やっぱり、長さが分からん!!

課題も終わってないし・・・ダメや・・・

「でか!」


何がって目の前に広がる門。あれだ。RPGとかに出てきそうな城の門だ。とにかく、でかい。あと、なんか眩しい。俺、場違いじゃね?

今朝、母さんと姉貴に見送られ、タクシーで約3時間。(ちなみに竜也さんは仕事であの日以来会っていない)朝早く姉貴に叩き起こされたせいなのかタクシーの中ではほとんど寝て過ごしていた。目が覚めて窓の外に目をやると木に囲まれていて、寝起きで思考が正常に働いていなかったのか、タクシーのおっちゃんにどこに向かっているのか聞いてしまったことを思い出した。そんな質問を受け、豪快に笑ってくれたおっちゃんはここに着いてから言葉を失っていた俺に「まぁ、頑張れよ」と声をかけ、来た道を帰って行った。





未定。3   副会長です。
 





「いや、これどうすんの?」


呟いた俺の言葉に返してくれる人はいない。それは当たり前なんだけどさ。見知らぬ土地に一人とか、ちょっと寂しくない?かといって、返事が返ってきてもそれはそれで困るんだけどさ!あまりのでかさに門を見上げながらどうするべきか考えていた。どう考えてもおれの力じゃ開かないよな。…登るか?
そうたどり着いた考えを実行しようと門に手をかけた。不法侵入?ソンナ難シイ言葉知ラナイヨ?俺。


「日向、咲弥くん?」


そんなとき名前を呼ばれて、思わず体をビクつかせる。無理矢理顔を動かして呼ばれた方に向ける。
そこには、王子がいた。

金髪に近い茶色の髪は長めで太陽の光に当たって金髪のようにも見える。瞳の色は薄い茶色。しかも、いかにも美形です!ってオーラが漂っている。と、軽くトリップしているとまた名前が呼ばれる。


「日向咲弥くんだよね?」

「あ、はい」

「返事がないから、間違ったのかと思ったよ」

「すいません」

「クスクス。謝らなくてもいいよ。僕の方こそ遅くなっちゃってごめんね? 今開けるから」
 

その言葉を聞き、邪魔にならないように門から離れて門がどんなふうに開くのかと思いながら待っていた。が、開く気配は全くなく、不思議に思っているとこっちだよと声をかけられた。よく見ると門の横にあったらしい扉からその人は顔を出していた。え。あったっけ?そんな扉。



***



「どうしたの?」

「え? あの門って開かないんですね」

「ああ。開くことは開くんだけど、時間もかかるし。車とか通るんだったら仕方ないけど、人が通るんだったらこっちの方が早いんだよ」


そう微笑みながら言う先輩(だと思う)に違和感を覚える。なんかわからないけど、何かが違う。


「あ、そういえば自己紹介がまだだったね。僕の名前は河野莉津。3年で副会長をしてるんだ」

「えっと。日向咲弥です」


着いたら理事長室に行くように言われていた俺は案内役だという河野先輩に連れられて歩き始めた。その間、世間話をしながら歩いていたけど、違和感が拭い去れない。微笑む先輩はまさに王子の微笑みだったが、どうにも腑に落ちない。しばらく考えていた時、ふと気づいた。


「河野先輩。無理して笑わない方がいいですよ?」


やっと気づいた違和感の正体。上手く説明はできないけど、笑った先輩の顔はほんとの表情ではないみたいで
。妙にすっきりした気持ちで歩いていると横に並んで歩いていたはずの先輩がいないことに気がついた。自慢じゃないけど、方向音痴なので理事長室に辿り着く自信はない。どこに行ったのだろうかと振り返ってみると少し離れたところで立ち止っている先輩を見つけた。表情は俯いているのでわからない。


「先輩?」

「……うして……」

「え?」

「どうしてそう思ったの?」

「説明はできないんですけど、勘ですかね?」


ゆっくりと顔を挙げる河野先輩。そして、1歩1歩こちらに近づいてくる。その表情はさっきとは比べ物にならないほどの笑顔を浮かべている。こっちがほんとの先輩の笑顔だなと思った。思った…よ?でも…若干、オーラが黒いのは俺の気のせいですか?


「ねぇ。咲弥」


今の今まで日向くんと呼ばれていたはずなのに、下の名前で呼ばれる。


「咲弥も僕に隠していることあるでしょう」


そう言った先輩の声色はどこか確信を含んでいて。いつの間にか目の前まで来ていた先輩の纏うオーラは気のせいではなく、間違いなく黒かった。
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HN:
高浦遊
性別:
女性
自己紹介:
いろいろ手を出しつつイナイレ、青エク、タイバニが熱いよね。WJも。=雑食。
音楽は浅く広くたまに深くをモットーに聴いてます。
がっつりニコニコしてます。

地域がわからなくなる県在住。出身は大阪の近くの県。
元いたところは恵まれてたとしみじみ思います。

いろいろ本格的に追いつかなくというか、追いつこうとしてません。ついに友人に「大丈夫じゃないやん」と言われてしまいました。