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細々とやっていこうと思います。 初めましてな方はあてんしょん、ぷりーずに目を通していただくようお願いします。
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未定。1

お待たせしてすいません!!
待ってなかったっていう方もすいません!
やっと、1話です。
といいつつ、プロローグ的な内容となっております。

お読みになる方は、まず「あてんしょん、ぷりーず」、未定。予告編の注意書き(カテゴリ未定。からどうぞ)をお読みください。

では、下タイトルからどうぞ。

「白猫。携帯鳴ってるぞ」

「ん? ありがと」


夜でも開いてる喫茶店。店長のリュウジさんはそう言うけど、実は昼間は開いてなかったりする。俺がヤンチャし始めた頃に偶然見つけたここは自然と行きつけとなっていた。そんなわけで、カウンターの入口から一番遠い席が俺の定位置になっている。今日もその席に座り、頬杖をつきぼーっとしているとリュウジさんにそう言われた。


「誰だろ?」

「コウじゃねぇのか?」


ディスプレイには数字だけ。つまり登録してない番号なわけで、無視することもできたけど、なんとなく電話に出てみる。




突然鳴った電話。


この電話が俺の悲劇の始まりだった。





      未定。1    再婚ってどういうことですか!?





「もしも」

『あ! やっと繋がった! サク!? あんたどこにいるのよ!』

「姉貴!? え? でも、電話番号……」

『あぁ、携帯水没して変えたのよ。言ってなかったっけ?』

「言ってねぇ……」

『って、こんなこと話してる場合じゃなかった。

 母さん、再婚するんだって!』

「は?」




「再婚!? なんでまた……」

『知らないわよ。私だって、さっき聞いたもの。とりあえず、帰ってきなさい。今、相手の方来てるから』

「ちょ、え?何それ」

『私に聞かないでよ。久しぶりに家に帰ってきたらこうなってたもの。いい? とにかく帰ってきなさい』

「え。ちょっと待」


聞こえてくるのはプープーといった電子音。えぇと。どうしたいいんだ?再婚って。まぁ、母さんは俺が小学生の頃に父さんが交通事故で死んでから、女手一つで育ててくれたし。いや、でも、何でいきなり?そんな素振り全く見せなかったよ?


「……こ。……白猫。大丈夫か?」

「へ? ああ。うん。大丈夫」

「どうかしたのか?」

「まぁ。ちょっと。今日は帰るよ」


そう言って席を立つ。リュウジさんは不思議そうな顔をしてたけど、あぁと返事を返してくれて、あとは何も言わずに見送ってくれた。正直、頭の中はまだ混乱していたが、家に帰るために足を速めた。

 
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HN:
高浦遊
性別:
女性
自己紹介:
いろいろ手を出しつつイナイレ、青エク、タイバニが熱いよね。WJも。=雑食。
音楽は浅く広くたまに深くをモットーに聴いてます。
がっつりニコニコしてます。

地域がわからなくなる県在住。出身は大阪の近くの県。
元いたところは恵まれてたとしみじみ思います。

いろいろ本格的に追いつかなくというか、追いつこうとしてません。ついに友人に「大丈夫じゃないやん」と言われてしまいました。