忍者ブログ
細々とやっていこうと思います。 初めましてな方はあてんしょん、ぷりーずに目を通していただくようお願いします。
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

未定。2
1つの話の長さがわからん!
長くなったので切ったら短いし。ということで続きです。


「ただいま」

「おかえり! 咲弥、こっち!」


待ってましたとばかりに姉貴がリビングにつながるドアから顔を出して手招きする。なんか楽しそうなのは俺の気のせいか?





      未定。2    転入なんてきいてない





「夜分遅くにごめんね? 篠宮竜也と言います」

「あ、日向咲弥です」


リビングにいたのは姉貴と母さんと男の人だった。髪の色は茶色でノンフレームの眼鏡をかけている。冷たそうな雰囲気はなく、むしろ逆で常に優しく微笑んでそうな感じだ。男前というか美人だ。そんな篠宮さんが微笑みながら言うもんだから、俺もつられてへらっと笑いながら自己紹介を済ます。


「咲弥。母さん、竜也さんと結婚することにしたから」

「はぁ」


母さん、そんなもう決定事項だからみたいな感じで言わないでくれ。母さんってちょっと抜けてるところもあるけど、一度決めたことは曲げないからなぁ。


「咲弥。反対?」

「え? いやいや! 反対しないよ。むしろ賛成だから」


改めて、母さんから結婚という言葉が出てくると、変な感じもするが納得してしまう。しかも、目の前の2人のラブラブですオーラを見たら俺が反対することなんてできない。


「篠宮さん。あ、結婚するんだから苗字一緒になるのか。竜也さん。こんな母ですが、よろしくお願いします」

「はい。もちろんですよ。こちらこそこれからよろしくお願いしますね」

「あんた何だらしのない顔してんの」


竜也さんの微笑みにあてられて、自然と俺の顔も緩む。竜也さん、癒しのオーラ出てるよ。それにしても、姉貴、だらしのないは酷くないですか!?


「あ、そうだ。咲弥、あんた転入することになったから」

「は? 転入?」

「そ。竜也さんが経営してる学校に転入」

「いや! 今の学校どうすんの?」

「もう、手続きしてあるから」


いやいや。そんな語尾に☆が付きそうな感じで言うことじゃないから!え?経営って何!?もしかしなくても竜也さんって金持ち?育ちの良い雰囲気はさっきから出てたけど。ていうか、もう決定済みじゃん!それ!!結婚反対したらどうなってたんだ?


「反対させないに決まってるじゃない」


エ、エスパー!?姉貴怖いから!!


「いやねぇ。サクは顔に出やすいのよ」

「咲弥くん? もし、嫌だったら断ってもいいんだよ?」

「いえ。大丈夫ですよ。転入」

「そうよ。今の高校だってほとんど行ってなかったみたいだし」

「うっ」


それを言われたら……お、俺だっていろいろあるんだって!


「いいじゃない。篠宮学園なんてそうそう行けないわよ」

「し……の、みや?」

「そうよ。全寮制の男子校」


姉貴!だから楽しそうだったのか!?姉貴は同人活動なるものをしていて、部屋にはそれはもういろいろ置いてある。俺は見て見ぬフリ。だって修羅場の時とかすっげぇ怖かった。


「僕の息子もそこに通ってるんだよ。咲弥くんの1つ上になるかな」

「息子!?」

「来週には転入になるから、荷物とかの準備しときなさいよ」


来週!?いや、明日とか言われなかっただけマシなのか!?もう、俺疲れたよ。どうにでもしてくれ……







プロローグ編終了です!
一番びっくりしたのは結華。もといお姉ちゃん。最初は普通の子な設定だったんだ!!いつの間に腐っちゃって……
お母さん(彩子って言うんだぜ)と竜也パパはどこで出会ったんやろうか……
次回からは篠宮学園で咲弥の(いろんな意味で)戦いが始まります。
キャラがいっぱいだ……
では。読んでくださってありがとうございました!
PR
コメントを投稿する

HN
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
わ~い(*^_^*)

いきなり2話もupされててビックリです。
でもってお姉さんが好き♪笑
続きも頑張って~っ(*^_^*)
カレンダー

11 2025/12 01
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
拍手

ツイッター

カウンター

最新記事

プロフィール

HN:
高浦遊
性別:
女性
自己紹介:
いろいろ手を出しつつイナイレ、青エク、タイバニが熱いよね。WJも。=雑食。
音楽は浅く広くたまに深くをモットーに聴いてます。
がっつりニコニコしてます。

地域がわからなくなる県在住。出身は大阪の近くの県。
元いたところは恵まれてたとしみじみ思います。

いろいろ本格的に追いつかなくというか、追いつこうとしてません。ついに友人に「大丈夫じゃないやん」と言われてしまいました。